【老子とカタカムナ】
今日は『カタカムナと言霊と文字』のことを書いていて
あらためて関川二郎著 稲田芳弘編『カタカムナへの道 潜象物理入門』で書かれている
楢崎皐月の経歴とカタカムナとの出会いについて読み返してみると
カタカムナ研究へと傾倒していったのには老子の古伝が大きなきっかけであったことが書かれていました。
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楢崎は第二次世界大戦前、軍の要請する特殊な鉄の技術開発のため満洲吉林の『陸軍製鉄技術試験所』に所長として赴任していましたが、そこで現地の労働者たちを連れて吉林の娘々廟の祭礼に詣でたことがきっかけで出会った老子経道士の蘆有三(らうさん)老師から一服のお茶を勧められました。
そのお茶は数枚の木の葉に火打ち石で火をつけて沸かしたお湯で入れられたものでしたが舌を焼く程の熱さだったことに驚き、湯を沸かした鉄製の釜に秘密があると直感し研究のためにその鉄の釜を譲ってもらえないかと老師に懇願します。
ところが再三の願いに応じてもらえず「これは寺に伝わるものなので手放すわけにはゆかぬが、日本製であるから日本で探せば良い」と言われ、老子の古伝として上古代の日本の地にアシヤ族という高度な文明を持った種族が存在し『八鏡の文字』をつくり、特殊の鉄をはじめ様々な生活技法を開発していたこと、そして後代の中国の易の思想や、素門・霊枢の医学は、その文化の流れの中に展開したものであると語ったそうです。(カタカムナへの道 潜象物理入門 関川二郎/稲田芳弘編 より引用)
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この本を読んだ5年前は老子にそれほどがご縁を感じられなかったのでスルーしていましたが
この春、老子の道教の中に性のエネルギーについての教えがコード化されているというのを千賀一生さんの著者『タオコード』で知り
一気に十牛図の意味などが理解できたことから道教の本質に興味が湧いてきました。
それまで十牛図が何を言っているのかどの本を読んでもさっぱりわからなかったのですが
性エネルギーの流れである生命の樹の仕組みから照応してゆくとすんなり理解できました。
上古代の文明を残した種族は山窩(サンカ)として日本の山岳にひっそりと住んでいたそうです。
ジブリ映画の『もののけ姫』はそのあたりの背景がテーマになっているようです。
楢崎が写しとったカタカムナ文献は冒頭に「アシアトウアン ヒビキマノスベシウツシフミ」とう文があり
蘆屋道満が書いたものと言われているので術比べをしたと言われる陰陽師の安倍晴明も関係してきます。
また楢崎は北海道で育ったそうですが山口県東萩生まれ、祖父の楢崎寛直は松下村塾出身だそうです。
この本に書かれているその前後の楢崎の生涯は歴史の裏舞台でありながら影で動かしていたものたちとの関わりを物語っています。
そんな背景があって楢崎の『静電三法』は書かれました。
戦後の科学、農業、商業、医療、教育の発展を願って書かれたものです。
表に出なかったカタカムナの叡智がこの時代になって堰をきったかのように皆に浸透してゆきます。
カタカムナの奥深い世界はその音と文字のカタチとをひとつひとつ心魂に落とし込むことで理解されてゆきます。
既存の解読された文献だけではない、空間からの直接の理解が何よりも大切です。
そんなようなことを今日の紫の書に書きました。
楢崎の研究を引き継いだ宇野多美恵女史より直接伝授された天野成美さんがまとめ保江先生が監修・推薦される『完訳 カタカムナ』で80首すべてに目を通すことができます。
私も毎晩おやすみ前に読んでいます。
ヒフミヨイ
マワリテメクル
ムナヤコト
アウノスヘシレ
カタチサキ
ソラニモロケセ
ユゑヌオヲ
ハエツゐネホン
雨の加太の一日、5年前の保久良神社から平十字を近くに感じます。
今日は老子も側にいてなんとも深く神妙な一日でした。
陽子
まゆみ ようこ Yohko Mayumi
看護師・三児の母・瞑想家・画家
宇宙講座
神聖幾何学講座
イシスの性魔術講座
エネルギーセックス講習会などの講座や
イヤーコーニング
タロットビジョンアートなどの
ヒーリングセッションをやっています
絵本『海の子ポーのいのちのうた』制作
癒しと目に見えない世界のことを伝える
“おひさま魔女”
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